唇の乾燥する理由
唇は皮膚と粘膜との中間の構造をしているため角質層が薄いのが特徴です。唇が赤く見えるのは、薄い角質層から血管が見えるからです。冷えなどで血行が悪くなると、唇の色が紫色に見えるのも同じ理由からです。
また、唇には皮脂腺がないことから、他の部位の皮膚よりも乾燥しやすく、加齢変化なども加わると、唇のシワも目立ってきます。さらに、メラニン色素もないため、紫外線によるダメージも受けやすいのです。
唇のなめ癖で水分量が激減
女性はオイル分の豊富な口紅やグロスをしているのでダメージは少ないのですが、何気ない癖が原因でいつの間にか唇のあれを招いていることがあります。
たとえば、唇を舐めていませんか?乾燥しているとつい舐めても一時的に潤うだけです。
唾液が蒸発する時に元からある唇の水分まで奪ってしまい、かえって乾燥を助長させてしまいます。また、ティッシュやコットンで唇を強くこすっていませんか?摩擦により角質層をはがし、バリア機能を低下させてしまいます。
リップケア
唇の乾燥対策は、普段からのこまめなケアで防ぐことができます。リップクリームはさまざまありますが、チューブタイプのものは、塗る量の微調整がきき、厚塗りできるのでおすすめです。
唇に細かく亀裂が入って皮がむけやすくなっているときは、夜寝る前のラップパックが効果的です。リップクリームを塗った唇の上にラップを重ねて、マスクで覆います。呼吸で温かくなって、潤い成分が浸透し、血行もよくなります。
ラップパック
就寝前のラップパックを10分~15分を目安に行います。
① リップクリームを厚めに塗ります。
② キッチン用のラップを唇より少し大きめにカットして、唇を覆います。
③ マスクをします。息がスチーム代わりになり、ふっくら唇へ!蒸しタオルを顔半分に乗せると血行がよくなります。
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